三上 瑛人 慈恵祭医学科実行委員長

本日はご来場いただき、 誠にありがとうございます。 本日の新橋祭を迎えるにあたり、慈恵祭実行委員会中心に、 先生方をはじめ多くの方々のお力添えをいただき、 今日という日を迎えることができましたことを大変嬉しく思います。
慈恵の魅力を伝えられるように、様々なブースをご用意させていただきました。 今年度から新たに参加する有志団体も加わり、より一層充実した内容となっております。 ぜひ来場者の皆様には多彩な企画に足を運んでいただければ幸いです。
年度の新橋祭のテーマは「創」です。「創」 という漢字は、新たなものを生み出す
創造性と、医療の原点でもある「傷 (創)」の両方の意味を持ちます。文化祭でも、原点に戻り、学生一人ひとりが自由な発想で新たな価値を生み出し、それが誰かの心を動かす “創造の場” となるよう願いを込めました。この願いを来場者の皆様まで伝えられるよう、各々努力を重ねてまいりました。
最後に、 慈恵祭の開催に際しまして、大学教職員の皆様、同窓会の皆様、保護者
会の皆様から多大なるご支援に心より感謝申し上げます。この場を借りて心より御礼申し上げます。
西村 奏音 医学科学生会長

本日は慈恵祭にお越しくださいまして誠にありがとうございます。今年度も慈恵祭に向けて、慈恵祭実行委員会を中心に、学生一同力を合わせて準備してまいりました。医学科主催の新橋祭、看護学科主催のファーブル祭、いずれも学生たちが創意工夫を凝らしたイベントとなっておりますので、皆様にお楽しみいただけましたら嬉しく存じます。
さて、 今年度のテーマは「創」となります。「創」という文字には、新たなものを生み出す創造性と、医療の原点でもある「傷 (創)」の2つの意味が込められております。医療の現場のみならず、この慈恵祭においても、学生一人ひとりが原点に立ち返り、自由な発想で新たな価値を「創」りあげてまいりました。 私達学生が「創」りあげた価値が誰かの心を動かす “創造の場” となりましたら幸いに存じます。
例年、慈恵祭には多くの受験生が参加してくださいます。本日お越しくださった皆様の中にも、本学の受験を考えておられる方やそのご家族の方も多くいらっしゃるかと思います。本学は学生の主体性を重んじる自由な校風であり、個性豊かな学生たちが各々のやりたいことに向かい誠心誠意努めております。どの学生たちも心優しく真面目で、本当に素敵な人たちばかりです。 また、本学の建学の精神は「病気を診ずして病人を診よ」であります。単に病気そのものに向き合うのではなく、病のある一人ひとりの背景や心情に寄り添う姿勢こそが医療に携わる者に求められる本質であることを意味しております。そのためにも、 医師になる前に、正しい倫理観と相手の気持ちを慮る人格を養う必要がありますが、本学の学風からも見て取れるように、在学中にそのような人格を培うことができるのではないかと思っております。 慈恵祭には多くの学生が参加しておりますので、ご来場くださった皆様にもぜひ、この慈恵らしい和やかな雰囲気を感じていただきたく存じます。
最後になりましたが、今年度の慈恵祭を開催するにあたり、先生方をはじめ、 大学関係者の皆様、同窓会の先生方、保護者の皆様に多大なるお力添えをいただきました。医学科学生会を代表いたしまして、この場をお借りして心より御礼申し上げます。お越しくださった全ての方々にとって、この慈恵祭が少しでも有意義なものとなりますことを心より願っております。
松藤 千弥 東京慈恵会医科大学学長

毎年、漢字一字をテーマに掲げる新橋祭、今年のテーマは 「創」 です。 多くの方は「創造」や「創意」を思い浮かべるでしょう。しかし医学生は、これを 「切り傷」 と読み替える、少し変わった人たちです。「創」の本義は一説によれば「刃物で切る」にあり、そこから 「新しいことを切り拓く」、「切られてできた傷」の2つの意味が生まれたそうです。
社会が変わり、新橋の街が変わり、そして大学や病院、そこで学ぶ若者達も変わり続けています。そのなかで歴代の学生は試行錯誤を重ね、時代にふさわしい新橋祭を毎年「創り上げて」きました。今年はどんな祭になるのか、大いに楽しみにしています。
ご来場の皆さまが存分に楽しみ、この祭が学生諸君の団結と成長の糧になることを願っております。
嘉糠 洋陸 医学科学生部長

本年も無事に慈恵祭 (新橋祭) を開催できますことを、 大変嬉しく思います。今年の新橋祭のテーマは、「創」と定められました。この言葉には、新しいものを生み出し未来を切り拓くという、学生諸君の強い思いが込められていることを感じます。祭りとは何か、私は時折考えます。古くは神事でもあった祭りは、単なる催しや娯楽の場ではなく、古今東西、人と人が出会い、語らい、 互いの情熱を分かち合うことで一体感が生まれる、特別な場でありましょう。学生が主体となり、来場者や教職員らと共に創り上げるその過程こそが祭りの
本質であり、まさに 「創造」の原点なのでしょう。
医学科と看護学科だけで構成される本学は、学生数は合わせて約 870 名と、 都内の総合大学と比べれば規模は決して大きくはありません。しかし、このサイズ感だからこそ、来場者と学生、学生同士、さらには教職員らとの距離が近く、互いの思いや熱意がより直接的に伝わり合う、温かみのある学園祭となっております。そこには、本学が長年培ってきた、ドライではないウェットな学風の一端を見出すことが出来ます。
新橋祭には、在学生や同窓などの関係者のみならず、多くの受験生やその保護者も訪れます。医療人を志す若い方々にとって、学園祭の雰囲気や学生の活動などに触れることは、自らの未来を重ね合わせる貴重な機会となりましょう。本学の学生たちが日々学び、成長していく学び舎において、その様子が少しでも感じられる機会となれば幸いです。
最後に、保護者会、同窓会、大学等の関係の皆様の温かいご支援に心より感謝申し上げます。そして、これまで準備を重ねてきた学生諸君の努力が実を結び、 この新橋祭が皆様にとって心に残る一日となりますことを祈念し、結びの言葉といたします。
